So-net無料ブログ作成
検索選択
前の10件 | -

オイアウエ漂流記 [日記]

子供の頃は十五少年漂流記とかロビンソン・クルーソーなど
漂流記や冒険譚を読んでわくわくしたものでした.

今のようにパソコンテレビゲームもCDもDVDもなく
映画館に出かけようにも近くに映画館がないような時代には
けっこう読書や子供の大切な娯楽でありました.

個人的には楳図かずお先生の「漂流教室」が非常に印象に残ってます.
たぶん私たちの世代は楳図かずおの先生の描く作品世界に
強く強く影響されていると思います.

今回は萩原 浩先生の描く「オイアウエ漂流記」を読んでみました.


オイアウエ漂流記 (新潮文庫)

オイアウエ漂流記 (新潮文庫)

  • 作者: 荻原 浩
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/01/28
  • メディア: 文庫



「オイアウエ」とはトンガの言葉でありまして、日本にはなかなか
適当な言葉がないのですがトンガでは、いろいろな局面で使われているそうです.

嬉しい時にも「オイアウエ」、驚いた時にも「オイアウエ」
悲しい時にも「オイアウエ」、その時の感情に合わせて
それぞれ微妙なイントネーションの違いがあるそうです.

この「オイアウエ漂流記」では、南太平洋の上空で小型旅客機が遭難し
無人島に漂流した日本人9名と外国人一人と犬一匹が主人公になります.

不動産会社の出張中のサラリーマン一行に、取引先の御曹司に
成田離婚直前の新婚夫婦に、ちょっと惚けかけたおじいちゃんとその孫に
身元不明なタトゥーの外国人などなど、キャスティングも最高です.

食べるものも水もなく、何もかも自分たちで
無人島の中から調達しなければなりません.

救命ボートの中に残されていたわずかな水も非常食も
あっと言う間に底を尽き、頼みの綱のライターも燃えつき
待てども待てども、救助は来ない...

怪しい外人を除けば、登場人物は、普段の私たちの生活に
どこでもいるような人ばかりなので、妙な親近感が湧いてきます.

逆にその分、登場人物たちのドタバタ劇が笑いだけでない
リアルさを持って来るように思います.

個人的には、次のネタで笑いました.

 「早苗さんの年齢は不明だが、年上とみて間違いなさそうだ.
  一度流木を抱えて歩いていた時、工藤静香を口ずさんでいた」

年齢を隠しているつもりでも、以外なところからばれるものですね.
気をつけたいものです.

文庫の解説の西村 淳氏も書かれているように
サバイバルガイドとしても一流で、本当に良く調べられたなあと思います.

実際に自分が危機的状況になった時に
同じことが出来るかどうかはわかりません.

物質的な文明では得ることの出来ない幸せについて、ちょっと考えさせられ
もちろん心が少し明るくなるオススメの一冊です.

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

SSDも480GBの時代に [日記]

現在、私が使っているMacBook Air11インチは
1.8 GHz Intel Core i7、4GBメモリ、128GB SSDが搭載されています.

今の時代、128GBのメモリはシステムや必要なソフトを入れてしまうと
あっという間に使ってしまって、かなり物足りない感じになります.

仕事で使うプレゼンもカテ動画も、高画質になった分、容量も大きくなり
油断していると、すぐにメモリが一杯になってしまいます.

とりあえず外付けハードディスクを使って急場を凌いでいますが
せっかくの軽量Macなのに、付属品をあれこれ持ち歩くのは
ちょっとポリシーに反する気がします.

 480GB SSD 搭載の最強 MacBook Air :KODAWARISAN-Macマニアのための最新情報と分解バラし

そんな時に、ついに480GB SSDが登場しました.
時々利用している秋葉館のサイトにも、さっそく商品が掲載されていました.

 MacBookAir2010/2011用SSD480GB [OWCSSDAPAE480] |秋葉館.com Mac専門店
 
メモリ.gif

それにしても値段がなんと115800円だそうで、新しいMacBook Air11インチが
余裕で買えてしまいます.

今使っているMacBook Air 11インチをパワーアップするか
それとも、もうしばらく待って、パワーアップした
次の新しいMacBook Air を購入するか、ちょっと悩みどころです.

これを受けて240GB SSDがもう少し安くなってくれると良いのですが
こちらもまだ5万円ほどかかり、購入には勇気がいります.

その昔使っていたPowerBook 240は、ハードディスク交換のために
わざわざ秋葉原まで出かけていって大枚をはたいたものでしたが
それは若さゆえの過ちとでもいうべきか、今はそんなこと出来ません.

テクノロジーの進歩は本当に速いと思います.
SSDの1TB越えもそう遠くなさそうです.

1TB SSDを搭載する時代のMacはどんな感じになっているか
ちょっと楽しみです.

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

プレッシャーワイヤーライブ!ー心血管画像動態研究会 [学会、研究会、研修]

1月28日(土曜日)は引き続き研究会に参加です.

午前中のOCT研究会は仕事の関係で参加できず
午後から出かけてきました.

画像動態1.gif

本日は、心臓CT合同セッションビデオライブに参加です.

心臓CT については、合同ということで
循環器医師だけでなく、放射線科医も参加され
なかなか他では聞けないお話も伺いました.

画像動態2.gif

ビデオライブはプレッシャーワイヤー、FFRがテーマでした.

新しいOCT C7は本当に魅力的ですが
何分にもまだまだ高額で、ウチではまだ使えるものではありません.

それに引き換えプレッシャーワイヤーは、当院でも
IVUSと同様に活躍してます.

普段参加しているライブデモンストレーションと趣が違い
治療の手技よりも、診断や、その病変を治療することの妥当性について
非常に深く議論されていたのが、印象的であり、勉強になりました.

Can we live without FFR? ということで
プレッシャーワイヤーがカテーテル治療の現場に重要な
位置を得たのがよく分かりました.

臨床医として、カテーテル治療に至るまでの
プロセスをきちんと行うこと、そして治療に際しては、常にに
その妥当性と患者さんのメリットと、長期予後を考えること.
さらにカテーテル治療の後も、質の高い内科的治療を行うこと
そんなことを再認識しました.

これからは虚血の証明のないカテーテル治療は
淘汰されて行くのかもしれません.

すでに心臓CTで冠動脈病変のFFRを測定する試みが実葉化しているそうです.
テクノロジーやアプリケーションの進歩もまた凄いものです.


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

第22回 日本心血管画像動態学会 [学会、研究会、研修]

仕事の関係でフル参加は出来ないのですが
この週末は、第22回 日本心血管画像動態学会に参加です.

2012年1月27日(金)〜1月28日(土)まで
名古屋のウインク愛知での開催です.

 第22回 日本心血管画像動態学会

「冠動脈イメージングの現状と近未来」薬物介入(OMT)とPCIの評価 
―CT, MR, OCT, IVUS, FFR, CAS, Echo, RI 入門から応用までー

ちらし.gif

この学会では日々進歩を続けている冠動脈・心臓の画像診断について
最新の知見と技術を、入門から応用まで学び議論する場として開催されます.

私たちのカテ室でも、出来るだけ参加して
沢山勉強してきたいと思います.

会場で皆様にお会いできることを楽しみにしています.

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

服従の心理 [日記]

多胡輝先生の「読心術」という本を初めて読んだのが
私が心理学に興味を持ったきっかけです.

光文社のカッパブックスシリーズの一冊として上梓されたものでしたが
学校の教科書と違い、内容がとても面白く読みふけっていたものでした.

現在は、この「読心術」は手にはいらないのですが
新しく書き起こされた多胡輝先生の読心術の本はアマゾンから入手可能です.


多湖輝の読心術

多湖輝の読心術




人見知りで友達少なかった私にとっては、この「読心術」は
複雑な人間社会を生き抜く為のサバイバルガイドのようなものでした.

今は、循環器内科医として心理学とは直接は関係のない領域での仕事ですが
心理学への興味と、そこから得た雑学的知識は、確かに
患者さんやスタッフとのコミュニケーションには役に立っているようです.

医師として、それなりに経験を重ねてきた今でも
やっぱり人の心を読む「読心術」なんて、まだまだ夢の夢なのですが
とりあえずは自分の心の読心術はそれなりに場数を踏んできたので
緊急での大変な状況の中でも、自分の心がなんとかパンクしないように
コントロール出来るようにはなったような気がします.

余談ですが、この世界で最強、最高の「読心術」の使い手は
やはり自分の奥様なわけで、そこは開き直るしかないです.

書店めぐりを重ねながら、面白そうな心理学の本があると
ついつい手にしてしまいます.


服従の心理 (河出文庫)

服従の心理 (河出文庫)

  • 作者: スタンレー ミルグラム
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2012/01/07
  • メディア: 文庫



組織に属する人は、その組織の命令とあらば
一般的な道徳観念を飛び越えて、通常では考えられない
残酷な行為を平気でやってしまう.

権威に対して服従する人々の心理を科学的に検証するため行われた
通称「アイヒマン」実験について書かれた本です.

スタンレー・ミルグラムによって1978年に刊行されたものです.

すでに30年も前の本ではありますが、「権威への服従」というキーワードは
今でも十分に刺激的であり興味深く、考えるべきものです.

現在もまだなくなることのない、いじめや差別や様々な不幸な出来事を
「服従の心理」でもう一度、自分で考え直すことは
とても大切なことだと感じました.

善人説か善悪説か、幸せな社会を気付きあげる為の知恵を見つける為には
まだまだ多くの努力が必要のようです.

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ハリソン内科学をiPadで [iPad]

研修医の頃の学びの時期を、私が少しだけお手伝いした若い先生方も
今は皆さん、とても立派な働き盛りの医師として各方面で
中心となってご活躍されています.

フェイスブックという便利なツールがあるおかげで
こうした縁のある先生方とも、また連絡が取れるようになって
本当に良い時代になったと、しみじみ思います.

私が学生だった頃や研修医だった頃のことを考えると
最近の若い方たちは、本当に過酷な環境と現実にさらされて
本当に大変だと思います.

試験勉強も勉強することが沢山あって大変ですし
医療を取り巻く環境も、以前よりずっと厳しいものになっているからです.

それでも頑張っている全国の若い世代にエールを送りたいと思います.

私は、なかなか根気が続かないのですが、若い人は勉強熱心です.
別に強制するまでもなく、机の上にハリソン内科学を置いて
勉強している研修医の姿は、ロートルな医者にはちょっとまぶしかったです.

ご存知の通り「ハリソン内科学書」は世界を代表する内科学の教科書です.
学生時代から現役引退まで座右書として手元に置く先生も多いです.

世界のスタンダードな診断や治療をハリソンから得ることが出来ます.

医療の進歩を踏まえて、きっちりと数年ごとに改訂されるのもすごいことです.

ただあまりに大部で内容が膨大でありまして、購入すると完全読破を
めざしてはみるのですが、結局は必要な部分だけの拾い読みという
百科事典的な使い方になってしまいます.

油断していると次々に新しい改訂版が登場となるので
何年も内科の医者をやっていると自分の部屋がハリソンだらけになります.

ちなみに「ハリソン内科学」は私の知る限り、少なくともお二人の先生は
本当にハリソンを最初から終わりまで全て完読していました.

その二人は、一人は教授、一人は助教授になっていらっしゃいます.

そんなハリソンですが、iPad版の電子書籍アプリが登場しました.

 Harrison’s Principles of Internal Medicine by Longo et al. for iPad on the iTunes App Store
 
ハリソン.gif

なんと1万7000円のアプリです.円高のこの時代書籍版より高い価格設定です.

ハリソン内科学書の内容については、信頼を置いているので
書籍版を買うのには躊躇しないのですが
iPadアプリについては、どれくらいの出来なのか、確認が出来ないので
アプリ購入にはちょっと勇気がいる感じです.

最近良くみかける見本アプリがあれば、ちょっと参考になるのですが.

アップルのiBooks Authorの登場をきっかけに
これからもこうした伝統ある代表的な教科書が、電子化されることは
本当に大歓迎だと思います.出来れば価格もちょっとスリムに(^^)

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

バイタルレポーター [iPad]

別に誰かに強制されたわけではありませんが、Macユーザーとして
周りの人たちに、アップル製品をついつい勧めてしまいます.

私が今の病院に赴任した時には、Macユーザーは皆無でありましたが
熱心な布教活動によりMacユーザーも沢山になりました.
もちろんiPadもiPhoneも、です.

テレビでも映画でもMacやiPad、iPhoneが小道具として登場すると
なんだかちょっとうれしい気分になります.

街でiPhone使っている人を見ると、ちょっと親しみを感じます.

最近は、病院の待合室でもiPadやiPhoneを使っている人を
よく見かけるようになってきました.

病院内でも仕事でMacを使う人が随分増えてきました.
どちらかというとプレゼン作りやワープロ、エクセル、などなど
そんな仕事が多いような気がします.

個人的には、病院の中の全ての人にMacとiPad、iPhoneを!という
究極の目標を持っていますので、もっといろいろな使い道を探しています.

在宅訪問や訪問介護の際に、有用な「バイタルレポーター」という
iPadで使える医慮用アプリが登場しました.

 App Shopper: バイタルレポーター (Medical)
 
バイタル1.gif

このアプリは、北海道薬科薬科大学社会薬学系医薬情報解析学分野の
研究の一環として提供されているフリーアプリです.

在宅訪問や訪問介護の際に、患者さんのバイタルサインをはじめ
情報の収集、報告、管理といったルーチン業務をサポートするのが
この「バイタルレポーター」というアプリです.つまりは

 ・ 収集したバイタルデータは、報告先にメールで送信.
 ・ データには、バイタルサインの他、ペインスケール等の入力
  写真やボイスメモ、テキストメモを添付
 ・ iPhoneなら、登録先へダイレクトに電話をかけることも可能
 ・ メールも電話もワンアクションで利用できるよう
  アプリ内で登録

在宅訪問や訪問介護にかかわる医師や看護師、薬剤師、介護士スタッフに
有用なツールになると思います.

バイタル2.gif

iPadでもiPhoneでも使えるので現場での応用は広いと思います.

こうした現場にそくした国産アプリを、応援したいと考えています.

 Seiei Communications

現場のスタッフは、いろいろ困っていることがあるわけですが
解決のためにアプリを作るのは大変です.

これからも医療現場の声をどんどん反映して欲しいですね.

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

iTunes Uの専用アプリ『iTunes U』が登場 [iPad]

日本の強みはいろいろあると思いますが、私は職人気質に注目しています.
つまりは、こつこつと地道に一つのことを極めていく強さだと思います.

直木賞作家の池井戸潤氏の描く「下町ロケット」には
大企業の思惑に翻弄されながらも、倒産の危機にあった町工場が
ロケットエンジンの供給に挑む姿が描かれていて、素晴らしい作品でした.

ちなみに池井戸潤氏は、地元岐阜県のご出身だそうです.


下町ロケット

下町ロケット

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/11/24
  • メディア: ハードカバー



医療の世界でも、様々な難しい問題の解決にあたって
さまざまな領域の「この道一筋20年」というような研究者の方や職人の方が
学際的に知恵と技術を集約することによって、新たな道が開けると思います.

医療に携わる私たちも、医療の枠組みの中だけで考えるのではなく
幅広い領域の知識を吸収するように心がけたり、異なる領域の方々との
意見交換や交流が、とても大切なことになるのではないでしょうか.

そんなわけで私は手っ取り早くアップルのiTunes Uを利用しています.

今回、iTunes UのiPad/iPhone専用アプリが登場しました.

 アップル - iTunes U - いつでも、どこでも、なんでも学ぼう。

U1.gif

 いったい何ができる? アップルがiTunes Uの専用アプリ『iTunes U』を公開 | iPhone | iPad iPhone Wire

U2.gif

iTunes Uは2007年に公開されたiTunesサービスで
海外の著名研究機関や文化機関などの講義テキストを中心にした
教育向けコンテンツをiTunesから入手できるというものです.

今回は、専用アプリから直接コンテンツを入手できるほかに
手元のコンテンツ管理もiBookのように簡単になりました.

iPadであれば、新サービスの「iBooks textbooks」がアプリから利用できます.

iTunes Uを使えば、様々な領域の講義のエッセンス
自宅にいながらにしてiPhone/iPadで聴講出来るわけです.

日本からも、北大、慶応大、京大、関西大、明治大などが参加されています.
(全部チェックしきれていないので、もっとあるかも知れません)

U3.gif

循環器のレクチャーもあります.AVC(Atlantic Veterinary College)の
Cardiology Roundsの動画です.

今年はiPadでひたすら勉学に励もう!というキャッチフレーズのもと
新しいiPad購入への良い言い訳が出来たと喜んでいます.

nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

第7回 尾張心不全研究会 [学会、研究会、研修]

1月21日(土曜日)は、名古屋で開催された
第7回尾張心不全研究会に参加いたしました.

地元の小牧市民病院循環器科 近藤泰三先生が世話人を勤められ
以前より年に一回開催されている心不全に関する研究会です.

昨年より近藤先生にお声をかけていただきまして
私もこの会の末席に加えていただくこととなりました.

会場はザ サイプレス メルキュールホテル名古屋でした.
あいにくの小雨まじりの天気の中、私は高速バスで出かけた為か
時間よりも30分も早く会場入りしてしまい、もちろん一番乗りでした.

当日は心不全に関しての私のささやかな経験を症例発表いたしました.
もちろんMac Book Air11インチを使用しました.

さすがに今回は、iPadでの発表はちょっと遠慮しておきました.
次回に登場する新しいiPad2sをゲットした暁には、ちょっと考えてみます.

今回は、大阪大学循環器内科の 坂田 泰史先生をお招きして
「新しい拡張不全診療を目指して」というタイトルで
特別講演を聴講いたしました.

私も今回は発表だけなく、座長の仕事も頂きまして頑張りました.

日ごろはスレンダーPCIを中心に診療を続けておりますが
循環器医、内科医として心不全の診療は基本中の基本であります.

今回の坂田先生の御講演は本当にためになるお話でした.

いわゆる拡張不全については、はまだまだ研究の真っ最中であり
私たちにも難しい領域なのですが、坂田先生の明快な講演により
少しだけ知識の整理が出来たように思います.

膨大な内容の講演だったのですが、少しだけエッセンスを記してみます.

・心不全を発症する前に、出来るだけ早期にRASを抑制したほうが良い.
 つまりは心不全の予防には早い時期からのACEI、ARBが有効である.

・E/A、PV Flow、E/E'などが拡張不全の指標に用いられるが
 DWS (Diastolic Wall Strain)が指標としてはより有用である.

・カルニチンという物質が拡張不全の治療に有用である可能性がある.

参考;HFpEFの早期診断や予後予測する新指標DWS@日経メディカル - the daily life of pediatric endocrinologist

やはりこの道一筋の専門家の方からお聞きする話は
とても魅力的で本当に引き込まれます.聞いているだけで
こちらがとても賢くなったような気になります.

とりあえずは拡張不全への親しみがちょっと湧いてきました.

ちなみに研究会のあとの懇親会では坂田先生から、さらに細かいお話や
阪大病院での実臨床でのトリビアなどをお聞きすることが出来ました.

阪大病院では、人工心肺やLVAD植え込み後の患者さんの管理は
循環器内科が退院まで診ているそうです.

医師だけでなく病棟スタッフやリハビリスタッフを含めた
チーム医療についても、もっと詳しくお話が聞きたいと思いました.

夏に開催の日本心臓リハビリテーション学会(大宮、7/14,7/15)にて
この辺の話題についてご発表があるそうなので
うちのリハビリスタッフにぜひ聞きに行ってもらおうと思います.

尾張心不全.gif

nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

第15回可茂循環器セミナー [学会、研究会、研修]

1月19日、地元で開催の可茂循環器セミナーに参加しました.
今回で15回目ということで、私たちも出来るだけ協力しています.

今回はヘパリン起因性血小板減少症(HIT)についてのお話でした.

HITの第一人者である国立循環器病センターの宮田 茂樹先生の
御講演を伺いました.

ヘパリンという抗凝固剤は、循環器だけでなく
さまざまな科に広く使われている薬剤であり、その意味では
HITは全ての診療科において、とても重要な話題です.

HITの病態、診断、治療についての最新のお話でしたが
私たちが思っている以上に、HITは頻度が高い疾患であり
HITの病態を良く知っておき、早期診断と早期治療が必要であることを
痛感しました.HITを疑ったら、すみやかにヘパリンを中止です.

セミナー.gif

ヘパリンとPF4が複合体を形成することによって
新たな抗原提示につながりヘパリン抗体が産生される機序など
詳しく伺うことができ本当に勉強になりました.

HIT抗体については、国立循環器病センターの宮田先生のラボで
詳しい検査をお願いできるそうで本当に心強い限りです.

私たちの施設からもカテ室スタッフが、このセミナーに
参加させていただいて、HITについてみっちり勉強しました.

その道の専門家の話は本当にわかりやすくてためになります.

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感
前の10件 | -